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はたらく人

不安な状況でも、自分にできることを考え行動したことが経験となっている

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鹿児島県立加治木工業高校を卒業し、2021年度の新卒社員として入社した、アルファリビング鹿児島上之園 介護スタッフ 中筋 一耀(なかすじ いっせい)さんに、入社までの経緯、入社後の想いをうかがいました。


無資格・未経験でも挑戦できる安心感があった

うつのみや
うつのみや
なかすじさんが介護の仕事をしようと思ったきっかけを教えていただけますか。
小さい頃から、曽祖母がご飯を食べる時に手伝うことがありました。
自分の母や祖母が、曽祖母のおむつ交換や介護をしているところを見ていたので、介護に触れる機会はあったと思います。
なかすじさん
なかすじさん
実は僕は工業高校だったので、就職先として介護の仕事は考えていなかったんですけど、人の役に立てる仕事をしたいと考えた時に、どの職業も人の役に立てると思うんですが、なんだろう・・・。
人と直接関わる中で、「ありがとう」と言ってもらえてやりがいを感じられる、自分自身が人のためになれていると実感できる仕事がしたいと思ったのがきっかけです。
なかすじさん
なかすじさん
うつのみや
うつのみや
なかすじさん、工業高校だったんですね!
うつのみや
うつのみや
では、高校に進学する時は、何か他にやりたいことがあったのですか?
もともと実験とか理科が好きだったんです。
化学って広いじゃないですか。
化学が好きで、「工業化学」の学科があるのを知って、もっと化学について深く学びたいと思い進学しました。
それに、僕の兄も工業高校に通っていたんですが、すごく楽しそうに見えたことも決め手になりました。
なかすじさん
なかすじさん
うつのみや
うつのみや
3年間工業高校で勉強して、いつ頃から大好きな化学とは別の、介護の仕事に進もうと思い始めたのですか。
最初はやっぱり工業高校で学んだことを活かせる職業に就こうと思っていて、この会社が良いなというのも正直ほぼ決めていたんです。
なかすじさん
なかすじさん
うつのみや
うつのみや
化学系の仕事ということですか?
そうです。
でも僕は元々おじいちゃんとおばあちゃんがすごく好きで。
自分で言うのも恥ずかしいんですが、友達からも優しいと言ってもらっていて・・・。
なかすじさん
なかすじさん
うつのみや
うつのみや
わかります。
なかすじさんの優しさ、伝わります。
(笑)
ありがとうございます。
なかすじさん
なかすじさん
友達から優しいと言われることがあったり、目上の方や年下の後輩に接するのが上手いから、人と直接関わる職業も合ってるんじゃない?と言われ、インターネットで色々調べてみました。
その中で「介護」の仕事が目に留まったんです。
なかすじさん
なかすじさん
僕はおじいちゃん、おばあちゃんが大好きで、人と話すことも好きなので、人生の大先輩から色々な話を聞いて、多くの経験ができればいいなと思って、介護の仕事という選択肢が増えました。
なかすじさん
なかすじさん

うつのみや
うつのみや
介護の仕事が選択肢に加わったのは、具体的にいつ頃ですか。
高校3年の12月・・・くらいです。
本当にギリギリに決めました。
なかすじさん
なかすじさん
うつのみや
うつのみや
介護の仕事をしてみようと決めて、その中で当社を選んだ決め手はどんな点ですか?
求人票を見ていていくつか介護施設はあったんですけど、僕自身が未経験だったので、介護の仕事はどんな感じなんだろうという疑問がありました。
そこで、インターネットで求人票の企業を一つ一つ調べたんです。
なかすじさん
なかすじさん
うつのみや
うつのみや
なるほど!
一社ずつ?!
はい。
その中で、当社は無資格で未経験の方でも挑戦できるということを書いてあって、「僕でも仕事をしながら資格を取って行けばできるのかな?」と思えました。
なかすじさん
なかすじさん
あと、yawaragiを見てスタッフの楽しそうな様子が写真越しで伝わってきて、「いいな、自分もこういう風に働きたいな」と思ったからです。
なかすじさん
なかすじさん

自分ができることを考え行動することで成長できた

うつのみや
うつのみや
では、介護に初めて触れたのは、入社前の研修になるんですよね?
研修に来る時はどんな気持ちでしたか??
介護の学校で勉強してきた方ばかりだと思っていたので、最初はできるのか本当に不安でした。
なかすじさん
なかすじさん
実際は未経験の方もいて、皆が色々教えてくれました
僕と一緒にアルファリビング鹿児島上之園に配属になったなかはらさんもとても優しくて、ホームに配属後も聞いたらわかりやすく優しく丁寧に教えてくださいました。
なかすじさん
なかすじさん
優しい人たちばかりに支えてもらい不安は安心に変わりました
なかすじさん
なかすじさん
うつのみや
うつのみや
実際に働いてみて、介護の仕事はご自身のイメージと合っていましたか。
僕の中では「介護職=すごく大変」というイメージがありました
僕の身内にも介護の仕事をしている人がいるんですけど、話を聞く限りやっぱり大変だし、自分からやりたいという人が少ないと聞いて「大変な仕事」だと思うばかりでした。
なかすじさん
なかすじさん
でも、大変な分やりがいを感じたり、ご入居者から「ありがとう」と言われると嬉しいということも聞いていました。
なかすじさん
なかすじさん
実際働いてみると自分の想像よりもはるかに大変で、「続けられるかな」と思った時もありますが、「ありがとう」という言葉をかけていただくだけで頑張れると思える仕事でした
なかすじさん
なかすじさん
うつのみや
うつのみや
大変だなと感じたのは具体的にどんなことですか。
最初の頃はやっぱり、おむつ交換に少し抵抗感がありました。
今は慣れましたが、最初は臭いも気になりましたし、正直言うとやりたくなと思うこともありました。
なかすじさん
なかすじさん
あと、どうしたらご入居者に負担がかからないか、お一人おひとりに合った介助を考えるのがすごく難しかったです。
なかすじさん
なかすじさん
うつのみや
うつのみや
ご入居者のお体の状態も、介助する側もされる側も体形がお一人おひとり違いますもんね。
同行で先輩スタッフの介助を見せていただいたんですけど、人それぞれやり方があったので、どのやり方が合っているんだろうと思うことがありました。
先輩スタッフから「自分がきつい時はご入居者もきついと感じる時があるから、自分ができるだけきつくないように心がけて、ご入居者が第一だから」という言葉をかけていただきました。
なかすじさん
なかすじさん
うつのみや
うつのみや
同行して先輩のやり方を見ている時と違って、ご自身の技術として身につけることは簡単ではないですよね。
「本当にこのやり方であっているのかな?」「間違っているんじゃないんかな?」と不安になった時も、先輩スタッフから「人それぞれやり方があるから、いろんな方法を試して自分に合ったやり方を見つけるといいよ」とアドバイスをいただきました。
なかすじさん
なかすじさん
最初は力加減やコツもつかみづらくて難しかったですが、やりながら自分のやり方というのを探して、自分に合ったやり方を発見することができました。
少しずつ感覚がわかるようになりました。
なかすじさん
なかすじさん
うつのみや
うつのみや
入社して一通り業務の流れがわかって、自身で動けるようになったなと感じることができたのはいつ頃でしたか?
3ケ月くらい・・・経ってですかね💦
なかすじさん
なかすじさん
僕が入社してちょうど1ヶ月が経った時に、ホーム内でコロナウイルスの感染者が発生しました。
対応できるスタッフも制限される中、「パット交換いける?」と言われて。
なかすじさん
なかすじさん
最初は「え?!まだ・・・できるわけない・・・」と戸惑い、不安しかありませんでした。
なかすじさん
なかすじさん
うつのみや
うつのみや
ピピピンチ??
「できるわけないやん💦」と思っても、先輩スタッフはそれぞれ忙しそうに対応されている・・・。
「できない」とも言えないし、「やるしかない!!」という状況??
「ど、ど、ど、どうしよう・・・」と思いながら周りを見ると、先輩スタッフがそれぞれの役割の中で動かれていて。
なかすじさん
なかすじさん
不安な気持ちもありましたが、僕も自分ができることをやってみようと思い行動しました。
なかすじさん
なかすじさん
いざやってみると、思っていた以上にスムーズにできて・・・。
「あ、できた・・・。」とホッとしたというか・・・。
この経験もあって、パット交換や移乗も想定より早い段階できるようになったのかもしれません。
なかすじさん
なかすじさん
うつのみや
うつのみや
ピンチをチャンスに変えたんですね?!
うつのみや
うつのみや
普段から皆さん、感染症対策を徹底されていると思います。
ご入居者の命を守るために、普段と違う状況下でもあらゆることを想定し、判断しながら行動している先輩の姿を見てどう感じましたか?
最初は本当に不安で、入社して1ヶ月の僕に何ができるんだろうと考えました。
何をしたらいいか聞きたいけど、先輩スタッフは皆忙しそうに動かれていましたし。
なかすじさん
なかすじさん
でもその状況だからこそ学べることが沢山あると捉えて頑張ろうと思えましたし、自分ができることを考え行動することで、できることが増えたかなと思います。
なかすじさん
なかすじさん

うつのみや
うつのみや
入社して嬉しかった瞬間はどんな時ですか。
ご入居者から「いつもありがとね」と、その一言だけを言われた時が本当に嬉しくて。
最初に言われたときは「あー、この職業で良かったぁぁぁ。」と実感しました。
何気ない一言なんですけど嬉しくて。
大変だと感じていた分、嬉しさがすごくありました。
なかすじさん
なかすじさん
うつのみや
うつのみや
上手く行かなくて悩んだことはありますか。
最初の頃はすごくありました。
認知のあるご入居者がご飯を食べられた後に「ご飯はないのけ」と言って来られたことがあって、どう対応したら良いのかわかりませんでした。
「こういう時はどんな声掛けをすればいいんだろう」とか、「どんな言葉を返すのがベストなんだろう」と悩みました。
なかすじさん
なかすじさん
うつのみや
うつのみや
今は対応できるようになりましたか?
今はその時の時間を伝えて、さっき食べられたこと、次の食事時間をお伝えすることで納得していただけます。
なかすじさん
なかすじさん
うつのみや
うつのみや
入社して驚いたことはありますか。
僕の中では、お元気なおじいちゃんおばあちゃんがご入居されていて、楽しくお話して過ごすイメージが強かったのですが、介助が必要な方、必要でない方、中には寝たきりの方もいらっしゃったので、色んな方がご入居されていることは入社してからわかりました。
なかすじさん
なかすじさん
あと、買い物代行のような業務もあることも意外でしたし、晩酌会のようなご入居者らしく生活していただくために、お好きなお酒を楽しむ時間があることは驚きました。
なかすじさん
なかすじさん
介助についても、お一人おひとりの状態を把握して、どこまでお手伝いしていいのかという判断が最初はすごく難しかったです。
着替えをしていただく時でも、ご自身で着替えられる方もいらっしゃいますし、腕を通すのが少し難しくてそのお手伝いが必要な方もいらっしゃって、やりすぎても良くないとわかりすごく迷いました。
なかすじさん
なかすじさん
うつのみや
うつのみや
そうですよね。
私も最初は何でもお手伝いすることが仕事だと思っていました・・・。
うつのみや
うつのみや
自分自身で一人前になったな、と感じていますか?
うわー
なかすじさん
なかすじさん
まだまだですね。
なかすじさん
なかすじさん
うつのみや
うつのみや
えー、まだまだですか?
はい、本当にまだまだです。
先輩スタッフを見ているともっと頑張らないとな、といつも思っています。
まだまだこれからです。
なかすじさん
なかすじさん
うつのみや
うつのみや
では最後に、今後の目標を聞かせてください。
できる仕事を増やして、自分のスキルを磨いていきたいです。
介助をする際にご入居者がつらい思いをしないように、先輩スタッフの良いところを沢山見て自分の技術として身につけ、今よりももっとスキルを高めて少しでも上手くなりたいです。
なかすじさん
なかすじさん

この記事を書いた人

うつのみや(総務業務チーム)

うつのみや(総務業務チーム)

興味を持ったことは何でもやってみたい性格です。世界を広げようと、趣味で韓国語と英会話を学んでいます。なかなか上達しませんが、一歩一歩、牛歩であっても進んでいるはず・・・(と自分を信じる日々)。とにかく楽しく勉強を続けています。取材を通して皆さんにお会いできるのを楽しみにしています。