「歩けるようになりたい」思いを実現するために
- 松山
アルファリビング松山よつば循環器科クリニック前では、担当の委員が中心となり、毎月イベントを実施しています。
本格的な暑さの到来とともに、ご入居者からちらほら聞こえてきた「今年も夏祭りするの?」の声。
昨年、初めて開催した夏祭りですが、幼少時から親しんできた夏の風物詩として、心に留めてくださった方が多いようでした。
もちろん担当スタッフも8月のイベントとして位置付けていた夏祭り。2か月も3か月も前から、ご入居者にいかに楽しんでいただこうかと頭を悩ませていました。
ヒュ~~ド~ン、パチパチ。
コロナが拡大していた時期でもあり、感染対策の強化としてカラオケは取りやめ、夜空を彩る花火の映像を流して日本の夏の雰囲気を演出しました。
徐々に気分が盛り上がってきた頃、『炭坑節』の音頭にのり、盆踊りで入場する浴衣姿のスタッフたち。
ご入居者も続々と盆踊りに参加!となれば…と思い描いてはいましたが、やぐらが後から登場するハプニングや、まだまだ序盤ということもあり、皆さまの反応はちょっと控えめ。
それでも耳になじんだ曲に合わせて手拍子を打ったり、数名の方は一緒に踊ったりとご参加くださいました。
お待ちかねのメインイベントはスイカ割りです。
口火を切るのは、我らがふじもと所長!ぐるぐると回されると、「こっちかな?」とあらぬ方向へ進んでみたり、ふりかぶっては止めて気を持たせてみたりの芸達者ぶりに、ご入居者も手をたたいて大喜び。
お元気な方にはスイカの重さをズッシリと感じてもらい、車椅子の方にはスタッフが棒に手を添えて、スイカを叩いていただきました。
しっかり体を動かした後は、切り分けたスイカでのどをうるおします。前日休みのスタッフが山道の露店で調達してきたという厳選の「中山町の山スイカ」、甘いはずです。
予定された時間いっぱいまで、昨年も人気を博した射的やヨーヨー釣り、輪投げに駄菓子のつかみ取りなど、昔懐かしいゲームを思い思いに楽しむ皆さま。
会場内のあちこちで記念撮影やおしゃべりに興じる姿が見られ、笑顔の絶えないひとときとなりました。
毎回イベント直後に感じるのは、「あー、楽しかった」「体調を崩すご入居者もなく、事故もなく終わってよかった」ということ。
一緒に楽しませていただいたご入居者、裏で黙々と通常業務をこなしていた介護スタッフ、ご入居者の体調に目を配ってくれた看護スタッフ、それぞれへ感謝の気持ちでいっぱいになります。
これを次へのエネルギーと変え、精一杯準備し、その瞬間を共に心から楽しめるよう全力投球していきます。
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