2019年の12月にご入居されて以来、お食事だけはお部屋から出て来られないSさま。
「レストランでもお顔を見せて下さいね」とお声掛けをしても、他のご入居者と顔を合わせるのが照れ臭いようで、「年が明けたらな。」「足が丈夫になったらな。」「コロナがおさまったらな。」と中々レストランではお顔を見せらません。

そんなSさまですが、リハビリには積極的で、歩行器を押し屋外歩行にも熱心に取り組まれています。

先日、訪問看護での不整地歩行の際に、200メートル先の公園まで歩かれ合間にプチお花見をされました。
少し風が冷たい日でしたが、「寒いことないよ、カーディガンを脱いでもいいくらいじゃ！」と元気いっぱいに出かけられました。

そして桜の木の下で看護スタッフと記念撮影。

後日、その写真をサービスに入った看護スタッフから見せてもらったと事務所まで報告に来てくださいました。
「男前に写ってたでしょう？」とお尋ねすると、「実物より写真の方が良かった！」とお褒めの言葉をいただきました。

94歳になるSさまですが、パソコンも自由自在に操り確定申告もパソコンでサクサクっと済まされます。
お年を感じさせない佇まいでしっかり歩行訓練をされている様子をお見受けすると、レストランでお顔を拝見できる日もいよいよ近づいてきているのかなと期待が膨らみます。