
2022年5月 施設長研修(2日目)
- 職場環境
2025年4月10日・11日、岡山国際交流センターにて、外国人スタッフ向けキャリアアップ研修を開催しました。
中国出身2名、ベトナム出身7名、計9名のスタッフが各施設から集まり、介護現場のリーダー職である「サービス提供責任者(サ責)」を目指すための2日間のプログラムに臨みました。
プログラムは以下の通りです。
【研修内容】
4月10日(木)
自己紹介
外国人雇用の現状
マインドセット(まなべエリアマネージャー)
サ責の役割・業務内容 くさのさん(アルファリビング博多南 サ責)
4月11日(金)
業務体験(ロールプレイング)
行動計画作成
発表・振り返り
オブザーバーとして、うえむらさん(ALI高松紺屋町レジデンス)、なかやまさん(ALI広島観音本町)、くさのさん(ALI博多南)、ハウさん(ALI高松百間町)が各施設から参加くださいました。
初日は、まなべエリアマネージャーより「マインドセット」の講義があり、語学力とチームとの関わりの大切さ、観察力やコミュニケーションの重要性についてお話してくださいました。
くさのさんによる「サ責の役割・業務内容」では、実務としての入居時の契約業務、ご利用者の情報・意向把握、サービスシフトの作成、ご家族・他事業所との連携など、実際の現場での役割が具体的に説明されました。
2日目には、実際の場面を想定したロールプレイングに挑戦しました。参加者が「サ責」、オブザーバーが「ご家族」役を担当し、
– 入居後のご利用者の様子をご家族に報告
– ご家族への事故報告
– 状態変化に伴うサービス提案
といったリアルなやり取りを通して、実践力と判断力を身につけました。
研修の締めくくりには、キャリアアップのための行動計画書を一人ひとりが作成し発表しました。
「サ責になるために必要なこと」「今の自分に足りないこと」「何をどう努力するか」
自身の現在地を見つめ、これからの目標を具体的に書き出しました。
研修が始まったときは、緊張した面持ちで、会場にはやや張り詰めた空気が漂っていましたが、自己紹介やグループワークが進むにつれ、徐々に表情もやわらぎ、自然と笑顔がこぼれるようになりました。
【参加者研修の感想】
「今回の研修を通じて、目指すリーダー像と現在の自分との間にあるギャップに気づき、そこにしっかり向き合うきっかけとなりました。特に、自分が苦手だと感じている部分について、先輩や上司から具体的なアドバイスをいただけたことで、改善に向けた道筋が少しずつ見えてきました。
リーダーになるためにはどんな資質が必要なのかを改めて理解できたこと、自分を客観的に分析することで、これまで見えていなかった一面にも気づけたことは、大きな学びでした。
研修中にたてた具体的な行動目標を実現できるよう日々頑張っていきたいです」
【オブザーバー感想】
「海外でリーダーになるという大きな挑戦に、芯のある姿勢で臨んでいることに心を打たれました。私たち自身も学ぶことの多い時間でした。」
「日本語力に差はあるものの、キャリアアップに対する意欲を感じました。今後は、さらに語学力を磨き、自信を持ってリーダー職へ進んでほしいです。」
外国の方が日本でリーダー職に就くというのは、決して簡単なことではありません。特に、介護のようにコミュニケーションがとても大切な仕事では、他の業種以上に難しさを感じる場面も多いと思います。
これから当社では、外国人スタッフの採用をさらに進めていく予定です。ぜひ、これまでの経験や学びを活かしながら、リーダー職を目指して挑戦を続けていってください。また、日本人スタッフの皆さまには、引き続き温かいサポートをお願いできればと思います。
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