虐待防止対策委員会の活動
- 松山
2023.01.24
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看護というものは単なる技術のことだけではなく、ひとつの人格や性格も十分に含まれたものだと思います。
大きな意味で「創造性をともなった技術とその応用」といえるのではないでしょうか。
というのも、看護師とは仕事の中で、自分がよい看護をしたという成果が、他人から評価されることがむずかしいからです。
「ご入居者が満足した」から「よい看護だった」とは言えない気がします。
注射や点滴、口腔ケアをしても、目に見えて何かの役に立っているかわかりにくいうえ、治療やケアには個人差があります。
「よい看護を受けたから、身体が楽になった」と証明するのは簡単なことではありません。
それが、先に述べた看護は「技術」だけではない証明だと思います。
そして性格や人格が、病院看護より色濃く出るのが訪問看護だと思います。
私たち訪問看護師は「病気を見る」ことに加え「生活を見る」ことも優先されます。
看護とはその人がもつ、その人だけのセンスであり、ご入居者の方々に寄り添い、気づき、その人にあった医療を創造性や技術、経験を活かしていくこと。
少しでも皆さまに人間愛をもって看護できるよう、私は心がけています。
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