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アルファリビングの暮らし

心に寄り添う看護

  • アルファリビング鹿児島上之園
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今回は、訪問看護中の認知症のご利用者のお話をご紹介したいと思います。
認知症とは、脳の病気や障害など様々な原因により、認知機能が低下し、日常生活全般に支障が出てくる状態をいいます。
65歳以上は5人に1人が認知症の可能性があると言われており、家庭やホーム、病院内では、認知症の症状が様々な形として出現する場合があります。

ご利用者は認知症状の出現により、「あなたになんかお世話になりたくない!」「何もしたくありません」「不安でしょうがないです」といった発言をされていました。
そこで、その人にあった適切な対応が必要となってきます。
その人らしさを尊重し、ご利用者の話や訴えにしばらく耳を傾けます。すると、今までの少し険しい表情だったご利用者は表情が和らぎ、口調も優しくなってきました。
その後、気分転換を図ろうとご利用者をお散歩へ誘い、鹿児島の桜島の見える甲突川沿いを一緒に散歩しました。
散歩中の穏やかな表情を見てほっとしました。散歩後には「ありがとう、また行こうね」ととても喜ばれていました。
私たちは今後もご利用者の心へ寄り添い、その人がその人らしく生きることができるようサポートしていきます。

この記事を書いた人

れん(ナースリーダー)

れん(ナースリーダー)

定期巡回の計画作成責任者です。