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2021年4月入社予定の新卒内定者30名のうち、香川県にある穴吹パティシエ福祉カレッジ(介護福祉学科)を卒業し、県外に配属される外国人新卒者は9名です。
彼らの不安を少しでも解消し、安心して新生活を送ってもらえるよう、施設長やスタッフの皆さんの力を借りてサポートをしている真っ最中。
今日は、外国人新卒者の配属先決定から着任までの様子をお伝えします。
まずは配属先の決定です。
昨年は5人の外国人新卒者のうち3名が県外に配属されました。
今年、穴吹パティシエ福祉カレッジ(介護福祉学科)を卒業した14名の外国人新卒者のうち、9名が県外に配属されることになりましたが、誰をどこに配属するか、どのように決めたのか、採用担当のひぐまさんに聞いてみましょう。
ひぐまさん!
外国人新卒者の配属について、いつ頃からどのように決めたのですか?
外国人新卒者の配属についてですね。
まず前提として、配属先は人事が独断で決めているのではないのです。
はい、まずは彼らにどのエリアで働きたいか希望を聞いています。
今回は昨年11月頃に希望エリアの聞き取りを行い、配属先を通知するまでに何度も本人たちと個別に面談をしました。
その上で配属先を決定したのは12月中旬頃でした。
そうなんですね。
希望するエリアを確認して、面談では具体的にどんな話をしたのですか?
希望エリアを確認し、どうしてそのエリアを希望するのかその理由も聞きました。
「香川県外に友達はいるか?」
「日本で馴染みのある場所はないか?」
など色々なことを聞き出した上で配属エリアを検討しました。
でも、皆を希望通りに配属することはできませんよね?
そうです。
全員の希望を叶えることはできませんが、それでもできるだけ希望に添えるように決めてあげたいと思いました。
もし仮に希望通りにいかなくても納得感を持ってもらえるように、アルバイトの勤務態度や学校の授業態度の話も交えて面談をしました。
また、配属した後の彼らの姿を想像しながら、施設の特徴、施設長やスタッフとの関わり(マッチング)もイメージして決めました。
結果今年は、松山2名、岡山1名、倉敷2名、広島3名、長崎1名の配属が決定しました。
こうして配属エリアを人事で決めた後、具体的な配属施設は配属先のエリアマネージャーや施設長と相談して最終決定しました。
配属先が決まったら、次は新しく生活を始める物件探しです。
物件探しも事前に本人たちの希望をアンケート。
勤務先近く、2階以上、お風呂とトイレは別が良い、インターネット無料、
1DK~1LDKがいい、オートロックがいい、ベランダがある、家具、家電付き・・・などなど。
これらの希望と、予算に応じた物件を探し、不動産屋へ連絡を入れます。
事前にいくつかの物件を紹介いただき、その中から勤務先までの距離や治安(安全性)、周辺環境を見ながら候補物件を絞りました。
その後、候補物件を現地で内覧です。
外国人新卒者に人事と現地の施設長が同行し、実際に物件を確認して決めました。
長く住む場所なので、本人が気に入る物件を・・・移動中も物件選びも皆楽しそうでした。
(岡山駅:広島へ向かう朝)
(長崎:物件内覧の様子)
(倉敷:物件内覧の様子)
物件内覧後には、新しい勤務先にも挨拶に伺いました。
(アルファリビング松山よつば循環器科クリニック前 見学)
(アルファリビング松山久万の台 見学)
(アルファリビング広島中広 見学)
外国人新卒者は新しく働く施設に行くこと、一緒に働くスタッフやご入居者の顔を見れることを楽しみにしていて、それと同じくらい緊張もしていました。
倉敷エリアでは嬉しい一幕もあったようですね。しまづさん。
はい、しまづです。
そうです。
新しい配属先で頑張ろうと思う反面、うまく馴染めるか、うまく仕事ができるか不安な気持ちだった外国人新卒者。
倉敷エリアで施設に挨拶に行った際に、スタッフからの声かけに思わず涙が。
「母親になった気持ちで守るからね」という言葉が嬉しくて感情が溢れ出ました。
スタッフがかけてくれた一言一言が嬉しく、彼らをとても安心させたと思います。
ステキな先輩たちに囲まれて感動。嬉しい気持ちになりました。
新たな場所で働く外国人新卒者も、受け入れる施設のスタッフも少なからず不安があると思いますが、それ以上に温かい気持ちで受け入れの準備をしてくださっていて人事としてはとてもありがたく感じます。
一方高松エリアのスタッフも、一緒に働いてきた彼らを送り出す寂しさ、活躍を祈る気持ちや期待を持ちつつ、高松から応援しています。
振り返ると日本に初めて来た頃は人見知りして表情もガチガチで、日本食にも慣れずホームシックになる子が多かったです。
私は何もしてませんが日本人スタッフがひとつひとつ物の名前や漢字を教え、コミュニケーションを丁寧に取ってくれてました。
そんな少しずつの関わりによってだんだん打ち解けてきて自宅の食事会にも招待してくれるようになり、
「刺身が食べられるようになった~」と嬉しそうに話してくれた笑顔が今も忘れられません。
現場の皆と楽しそうに仕事をして、お客さまからも信頼される外国人新卒者の皆。
新しい場所でもきっと頼られる介護スタッフとして愛される思います。
少し遠くになりますが、何処で働いていても同じ仲間です!
高松での経験を活かしてこれから活躍するを期待しています。
頑張ってください!
住み慣れた香川県から、新しい場所に転居することは楽しみと同時に不安も沢山あるはずです。
外国人新卒者は3月中旬に引越しを終え、配属先でのアルバイトを開始しています。
多くのスタッフに支えられ、彼ら社会人としての一歩が始まります。
原則、社員の県外配属はありませんが、奨学金制度を利用している留学生は、県外へ配属となる可能性があります。