他社施設と合同で行う事例検討会
- 福岡
アルファリビング福岡原のご入居者Kさま。
ある日、空を見上げながら「毎年、主人と見に行っていた”川上峡のこいのぼり”。今年も空いっぱいに泳いでいるかしら」と懐かしそうな表情でつぶやかれました。
「皆さんにとっては、子供の健やかなる成長を願うイベントですが、子供のいない私にとっては、主人との想い出のイベント」と話されながら、「屋根より高いこいのぼり~」と、自然に歌を口ずさんでおられました。
「今年も行けそうにないですね・・・。」
時々企画していたご入居者との外出イベントも、昨年の春以降は感染防止のために開催が難しくなり、企画を立てることもできなくなってしまいました。
外出が難しい状況でも、ホーム内で少しでも楽しんでいただきたい。
そこでこの日は、『こいのぼり作り』をすることにしました。
こいのぼり作りは、手先がうまく動かない方も、作業過程の分担を行うことで、器用な方と同しようなクオリティの高い作品に仕上がるように工夫しました。
そして、ワーキングメモリーを活用させるため、同時に複数の作業をしていただきました。
こいのぼりを見ることで、初夏の訪れを感じたり、昔のことを思い出させて懐かしい気持ちになります。
ご両親、お子さまとの思い出、はたまたご自身の幼い頃のことを思い出されるかもしれません。
出来上がったのは、お部屋に飾れるサイズのこいのぼり。
「主人の隣に飾らせてもらいますね」そう言って、嬉しそうにお部屋へ行かれるKさま。
表情には笑顔が戻っておりました。
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