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はたらく人

介護の現場で多くを学び経験した2年半、自分が歩みたい道だと確信できた

  • 入社理由
  • 鹿児島
  • アルファリビング鹿児島上之園
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当社には、大学に通いながらアルバイトをしている学生もいます。
介護の現場で多くを学ぶために、学業と両立しながらアルバイトを続けている、アルファリビング鹿児島上之園 生活支援スタッフ 大窪 佳奈子(おおくぼ かなこ)さんにお話をお伺いしました。


実際の介護現場を知ることができると魅力を感じた

うつのみや
うつのみや
おおくぼさんは、大学4年生ですよね。
アルファリビング鹿児島上之園で、アルバイトを始めてどれくらい経ちますか。
大学1年の12月から始めたので、2年半が経ちました。
おおくぼさん
おおくぼさん
うつのみや
うつのみや
アルファリビングではどんな仕事を担当していますか。
今は生活支援全般をしています。
オムツ交換や食堂対応、コール対応も任せていただいています。
おおくぼさん
おおくぼさん
うつのみや
うつのみや
アルファリビングでアルバイトをすることになったきっかけは何ですか?
なかい先生なかいエリアマネージャー)が鹿児島国際大学の非常勤講師として来てくださっていて、その授業の中で「もし興味があったらアルバイトしませんか?」とおっしゃってくださいました。
将来は介護の仕事をしたいと思っていたので、実際の現場を見ながらアルバイトできることに魅力を感じました
おおくぼさん
おおくぼさん
うつのみや
うつのみや
学業と両立しながらのアルバイトを続けているんですね。
4年生になって、大学にはどれくらいの頻度で通っているんですか。
私は、社会福祉士と介護福祉士を取るつもりでいるんですが、4年生になってからは週3回くらい通っています。
おおくぼさん
おおくぼさん
うつのみや
うつのみや
現場実習は終わったんですか?
実習は今年の夏休みに1ヶ月くらいあります。
夏休み中ガッツリ実習施設に行く予定です。
おおくぼさん
おおくぼさん
うつのみや
うつのみや
アルファリビングで勤務しているので、高齢者施設を見るのは初めてではないですよね。
他の高齢者施設も見学や実習に行ったことはあるんですか。
そうですね。
1年生の時からちょこちょこ実習があって、1年生の時に2週間、2年生の時に1ヶ月介護実習に行きました。
3年生の時には、社会福祉士のソーシャルワーク実習もありました。
おおくぼさん
おおくぼさん
うつのみや
うつのみや
大学での介護実習はどんなことをするんですか?
学年によって違うんですけど、1年生の時は見学実習で1日見学した出来事を日誌に記録しました。
2年生の時は、日誌に加え介護過程を記録しました。
ご利用者お一人おひとりに焦点を当てて、アセスメントや介護の課題を見つけ作成をしました。
介護過程にはお体のことや精神面などの項目があり、今年はその全ての項目で課題を考えたり評価をしました。
おおくぼさん
おおくぼさん
うつのみや
うつのみや
実際に、ご入居者の体に触れたり介助するというような実習はあるのですか。
あります。
1年生の時にも実習先のスタッフの方に「やってみる?」と経験させていただきました。
2年生からは介護過程を作成し、ご利用者お一人に対して、実際に介助をする中でどんな介助をすればいいのか、課題を解決するために何をすればいいのか考えるので介助に関わる機会が多くあります。
おおくぼさん
おおくぼさん
うつのみや
うつのみや
ところでおおくぼさんは、大学に入学する前から介護の仕事をしようと思っていたのですか?
私は、小さい頃から漠然と看護の仕事に興味がありました。
父が脳梗塞になったのがきっかけで、病気のことや看護・予防についていっぱい知りたいと思いました。
家族のためにもなりたいと思い看護の道を目指そうとしたんですが、血が苦手で💦
おおくぼさん
おおくぼさん
うつのみや
うつのみや
えー!!
血が苦手だったら、看護の道は難しいですね(笑)
高校生の時、病院見学で採血を見ていた時に、苦手過ぎて倒れてしまって。
看護の道に進むのに避けては通れないので、看護はちょっと難しいと思いました。
でも家族や親戚のために医療福祉系の道は諦め切れなくて、ちょっと方向性は違うかもしれないけど介護の道に進もうと思いました。
おおくぼさん
おおくぼさん
うつのみや
うつのみや
アルバイトを始めて実際に介助に関わる中で、思い描いていた介護のイメージとのギャップはありましたか?
働き始めてから先輩スタッフに同行し、先輩スタッフの皆さんが介助するのを見学させていただきました。
先輩の皆さんは当然のようにスムーズに介助ができているので、私も同じように順序を覚えて手順通りにすればできるかもしれないと思っていたのですが、いざ一人でやってみるとできませんでした。
更衣のお手伝いをする時に、ご入居者の腕が通りづらいとか、どこまで力を入れていいのかわからないとか、自分が思っていたより細かなところまで気を遣われていることに気づきました
おおくぼさん
おおくぼさん

うつのみや
うつのみや
デイサービスでレクレーションも担当したんですよね?
さっきレクリエーションが終わったばかりです。
私はクラフトバンドレクリエーション担当させていただいて、企画から準備までやっています。
私は手芸が好きで、刺繍と編み物をしているんですけど、クラフトバンドも介護福祉学科の授業の中にあり、自分の趣味も重なりクラフトバンドで色々作ってみたいと本を買っていました。
おおくぼさん
おおくぼさん
うつのみや
うつのみや
ご入居者と一緒にやってみていかがでしたか。
細かい作業が意外と多いので、途中で「疲れた~」とかおっしゃる声が聞こえてきます。
でもすごく集中されている様子や、「難しいね」と笑顔でされていたりとか、最後は「楽しかった」と言ってもらえて嬉しいです。
おおくぼさん
おおくぼさん

大変さより喜びを感じられる仕事だと確信した

うつのみや
うつのみや
アルファリビングで働いて大変だったことはありますか。
入社したての頃、ご入居者の顔と名前を一致させることが一番大変でした。
あと、わかってはいたのですが、ご入居者の不穏対応に直面してしまった時。
初めての時はすごく怖かったです。
おおくぼさん
おおくぼさん
いきなり怒りをぶつけられることに免疫がなかったので、病気だとわかっていてもやっぱりショックが大きく、しばらく手の震えが止まらなかったです。
今は意識して傾聴し、ある程度対応できるようになりましたが、慣れるまではやっぱり大変だったかなと思います。
おおくぼさん
おおくぼさん
うつのみや
うつのみや
びっくりしますよね。
次のアルバイトに行く時とかその方と関わる時、心の中に怖さは残らなかったですか?
初めて直面した時は、私が何か粗相をしたのかと思って先輩スタッフに相談しました。
「初めては怖いよね」と先輩方が理解してくださって、その上で認知症の方の中には感情の起伏が激しくなることがあるということ、その上で理解し受け止めるが大事なんだとアドバイスくださいました。
怖さがなくなったわけではないですが、最近では以前より対応ができるようになったと思います。
おおくぼさん
おおくぼさん
うつのみや
うつのみや
夜勤帯も経験したんですよね?どうでしたか??
夜勤帯の勤務は、もちだ施設長からお声がけいただいて。
介護の道に進みたいと思っていたし就職すると夜勤は必ずあるので、せっかくだったら今のうちに経験して、どのような流れかというのを知っておきたいと思いました。
初めての日はもう寝れなくて・・・。
休憩時間も仮眠できなくて、家に帰ったら気絶したように寝ていました。
おおくぼさん
おおくぼさん
うつのみや
うつのみや
これから進路を決めますよね。
アルバイトでの経験を通して、介護の仕事を選ぼうと思っていますか。
はい、思っています。
おおくぼさん
おおくぼさん
まだ怖さが残っている時は「どうしようかな」と考えた時期もありました。
アルバイトは週2回程度なんですが、正社員になったら、毎日ではないにしてもこんな対応ができるかなとか考えたりして、それを思うと怖くなってしまうことがありました。
今も怖い気持ちがないわけではないですけど、ご入居者が笑顔で話せる時の方が多くて、介助に入った最後に「ありがとう」と言われるのはやっぱり嬉しいです。
辛いことより嬉しいことの方がはるかに強いなと感じるし、直接高齢者の方々と関わる仕事がしたい気持ちは変わらないので、介護の仕事に就きたいです。
おおくぼさん
おおくぼさん

うつのみや
うつのみや
どんな時に嬉しく感じますか。
「お手伝いさせてくださいね」とお声がけすると、皆さん「ありがとう」と言ってくださるんです。
「ありがとう」という言葉も嬉しいですし、ご自身のお話を自分からしてくださることがあたったりすると、心を開いてくださっている気がして嬉しいです。
おおくぼさん
おおくぼさん
うつのみや
うつのみや
アルファリビングでアルバイトをして良かったことはありますか。
先輩スタッフの動きやご入居者の日々の表情を見ることは、大学の講義の中だけではイメージしづらかったので、自分の目で見て確かめられたことはすごく大きかったです。
おおくぼさん
おおくぼさん
うつのみや
うつのみや
これからどんな介護スタッフになりたいと思っていますか。
アルバイトを始める時にもちだ施設長との面談で、私は「ご入居者に身体的にも精神的にも負担を掛けない介護をしたいです」と話したんです。
今になって思えば、その時は自分の発した言葉の意味までは深く理解できていませんでした。
おおくぼさん
おおくぼさん
身体的というのは、例えばオムツ交換の時に、私たち介助者の都合で無理に体勢を変えないとか、痛がっていないか表情を確認しながらすることが大事なんだろうなということが、2年半働いてわかりました。
また、身体的苦痛を与えることで、「この人嫌だ」と言った精神的な苦痛につながることもあるし、その逆も然りで精神的苦痛が身体的苦痛にもつながるので、まずは本人が苦しくないか気を付けることができるようになりました。
おおくぼさん
おおくぼさん
言葉の意味が少しずつ分かってくるのと同時に、介護の仕事の深さや責任の重さ、楽しさを感じることができているので、相手のことを思いやれるスタッフになりたいです。
おおくぼさん
おおくぼさん

 

この記事を書いた人

うつのみや(総務業務チーム)

うつのみや(総務業務チーム)

興味を持ったことは何でもやってみたい性格です。世界を広げようと、趣味で韓国語と英会話を学んでいます。なかなか上達しませんが、一歩一歩、牛歩であっても進んでいるはず・・・(と自分を信じる日々)。とにかく楽しく勉強を続けています。取材を通して皆さんにお会いできるのを楽しみにしています。