昨年末から始まっている健康診断。
対象者の皆さんは、もうお済みですか？？
先日当社は「健康経営優良法人2021（大規模法人部門）」に認定されました。

そこで今日は、「健康経営優良法人2021（大規模法人部門）」の認定基準の一つでもある、健康診断について少しお話したいと思います。

当社では、毎年1月から3月にかけて定期健康診断を行っています。
今年はコロナウイルスの影響で医療機関の予約が取りにくいこともあり、例年より少し早めに健康診断を開始しました。

では皆さん、健康診断はなぜするのか考えたことはありますか？

「健康診断、嫌いだなー💦」
「この時期に病院にはあまり行きたくないなー。」
「胃の検査が苦手だなー。」
「病気が見つかるのが怖いな。」
なんて思っている方。
はたまた
「会社の負担で健康診断が受けられるなんてラッキー✨」
と思われている方・・・。
健康診断前の気持ちは皆さん様々かもしれませんね。

毎年健康診断を実施する理由・・・
まず1つ目は、病気を早期に発見するためです。
生活習慣病の場合、その多くは自覚症状がないまま進行するといわれています。
健康診断を受診することで病気を早期に発見し、すぐに治療ができれば、重症化をくい止め早い回復が見込まれます。
そして2つ目は、体の変化に気づくためです。
定期的に健康診断を受けることで、経年的な体の変化に気づけ、病気になる前の早い段階で予防策をとることができます。
そう、健康診断は会社のためではなく、私たち自身のために行うものなのです。

もちろん、会社には従業員の健康管理を行うことが義務付けられていて、年1回の健康診断の実施は労働安全衛生法で定められてもいます。
健康診断を実施していなければ、法令違反にもなるということです。
健康診断の検査項目は法令で定められているため、ご自身で勝手に検査項目を省略することも認めていません。
また健康診断は業務命令のため、理由なくキャンセルをしたり、受けないことは業務命令違反になります。

もちろん、健康診断は業務なので必ず業務時間内で受診するようお願いします。
業務の都合上どうしても夜勤明け等の時間外で受診する場合は、忘れずに時間外申請をしてくださいね。

皆さん、「まさか自分が大きな病気になることはないだろう」と思っていませんか？
実は私もその一人です。
小さい頃から元気で大きな病気もしたことがない。
だから健康診断で医師の所見があっても、大丈夫かな？と深く気にしない・・・。
健康診断担当者としては失格・・・なのかもしれません。

しかし実際、残念なことに健康診断で大きな疾病が見つかり、治療が必要になったり、就労が難しくなる方がこれまでいらっしゃいました。
私たちは、社員の皆さんには健康で永く就労していただきたいと願っていますし、皆さん自身のためだけではなく、皆さんが健康であることで皆さんのご家族にも安心していただきたいと思っています。
「必ず健康診断を受けてください」と健康診断の受診を徹底したり、所見があった社員の皆さんに再検査をうるさくお願いするのは、そんな思いからなのです。

健康診断の費用は全額会社が負担しており、昨年度健康診断にあてた費用は約400万円。

この金額を聞いて、皆さんはどう感じますか。
予想以上に多いでしょうか。それとも少ないでしょうか。
社員の皆さんが健康で永く勤務できるための投資であるとすれば、決して高い費用ではないのかもしれません。
皆さんが活き活きと仕事を続けられるよう、健康診断だけでなく日ごろから生活習慣や健康について、楽しく考え取り組めるよう今後も考えていきます。

まだ、今期の健康診断に行かれていない方、必ず3月中の受診をお願いします。
そして、健診結果に必ず目を通し、医師の所見があった方は必要に応じて治療や生活習慣の改善を行っていきましょうね。