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ご入居者にもご協力いただき、とろみ剤の適切な濃度についての勉強会をしました

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先日、アルファリビング岡山駅西の介護スタッフで「とろみ剤」について勉強会を開きました。
どこの老人ホームでも、嚥下が難しい方に対して、とろみ剤を使用してお食事を提供していると思います。しかし、とろみ剤について先輩などから詳しく説明を受けないうちに、「このくらいの量で混ぜてください」といった感じで介助している方も多いのではないでしょうか。かくいう私もその一人です。

以前勤めていた施設で、見よう見まねでとろみをつけ、食事介助をしていました。
その時ふと思ったのが、スタッフによってとろみ具合が違うのでは…?ということでした。

内心、(ここまでとろみが濃くなくていいのでは…)と思い、スタッフに伝えてみたこともありましたが、特に対応をかえなかったのを覚えています。もしかしたら、濃い方が介助しやすいというそのスタッフの都合があったのかもしれません。

また、スプーンなどで量らずにボトルから直接入れるので、思わず入れすぎたりすることもありました。

ご入居者から預かった大切なとろみ剤ですから、無駄にすることはできません。また、スタッフ間で作るとろみの濃さが違ってもいけません。

そういった意味でも、とろみ剤の勉強会の重要性を感じ、スタッフ間で共有しなければと思いました。

とろみ剤を普段使用しないご入居者を招待して、いつも飲むお茶やミルク飲料、インスタント味噌汁にとろみ剤を入れ、3段階の濃さで試飲してみました。

一番とろみの薄いお茶を一口飲んだAさまは、苦い顔をされ、「おいしくない」と言われました。スタッフが一番とろみの濃いお茶を飲んでみると、「これは飲めない…」と。

そうなんですよね。おいしくないんです。いつものお茶と比べると格段に。
とろみ剤の業者の皆様、ごめんなさい。

でも、味噌汁やミルク飲料はほとんど味が変わりませんでした。

この勉強会を通して、実際にとろみ剤を使用するご入居者に適する濃度を共有することができました。

また、栄養補助食品も試飲してみました。高カロリーで食欲不振が続くときは重宝するものですが、やはり飲み慣れないせいかAさまは微妙な顔つきで「おいしい」とは言われませんでした。そういった食品も使わずにすめば、それに越したことはないですよね。

ご協力いただいたご入居者の皆さまありがとうございました。スタッフ間で共有し、今後のお食事の提供に活かしていきたいと思います。

この記事を書いた人

青山ぴゅ~(介護スタッフ)

青山ぴゅ~(介護スタッフ)

アラ還ですが、頑張ってます。