訪問看護の業務を経験して
- 松山
「ワークライフバランス」と聞くと、私の世代では聞き馴染みのない言葉ですが、アルファリビング松山久万の台では、家庭と仕事のバランスを取りながらパートタイムで勤務されている方々がいらっしゃいます。
そういう私もその一人で、アルファデイサービスセンター久万の台にパートとして働き始めて4年になります。
育児からは既に手は離れましたが、家庭の事情で今の勤務形態を続けています。
数年前、私自身の体の不調もあり「このまま仕事を続けられるのか?」と悩む時期がありました。当時は、コロナの流行中で病院へ行くタイミングも躊躇され、かえって治療に時間がかかることになってしまいました。
相談のうえ、一か月のお休みをいただき、治療とリハビリに励むことにしました。復帰してからは、すぐに通常業務をこなせるわけはなく、他のスタッフにフォローしてもらいながら徐々に体調を整えていきました。
焦る気持ちや不安はありましたが、自分に戻る場所があるというのは、復帰への励みになるものだと痛感したことを覚えています。
現在も仕事に支障が出ないよう、自宅でリハビリを続けています。そんな中、楽しみながらリハビリにもなるものを…と始めたのが気軽にできる「折り紙」です。
季節に合った題材を選び、できあがった作品は施設内のフロアの壁に飾る事にしました。
「リハビリにもなるし、デイのご利用者と一緒に楽しく折り紙をやりたいな」と以前からその機会をうかがっていました。
コロナが落ち着いてきたタイミングで、デイの創作活動の一環として「母の日」に向けたカーネーション作りを実施しました。
久しぶりの創作に、皆さま和気あいあいと楽しく参加くださり喜んでもらえました。私と同じように、手に違和感を持っているご利用者もいらっしゃいます。
私の場合、「自分の続けていることがご利用者にどう役立てられるか?」が、業務に対しての気持ちや意欲のバランスを保てているように感じています。
これからもご利用者に喜んでいただけるように、そして自分自身が楽しく業務に向き合えるように、上手に「ワークライフバランス」を取りながら、プライベートも充実していきたいと思います。
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