身近な自立支援
- 姫路
アルファリビング姫路城北の日常は、朝7時30分からの朝食始まります。ご入居者の朝はとても早くて、朝食の時間よりもかなり前に、1階にあるレストランへ降りて来られます。
ご入居されてから知り合われた気の合う方々と、あいさつから始まり、ご自身の体調のこと、ご家族のことなど、様々な会話が飛び交います。
スタッフも会話にまぜていただき、たくさんの笑顔で1日がスタートしていきます。
そんな中、新型コロナウイルス感染症の第8波が訪れました。
第5、6波と何度も流行の波が訪れる中、感染されている方がおられてもクラスターに至ることは、今までありませんでした。
2023年新年を迎え、ご家族とのご面会やお孫さんとの久々の面会に喜び、このまま終息を願っている状況の中、1名、2名…5名…と感染者が増えクラスターが発生。
ご入居者の皆さまが次々と感染し、スタッフも数名感染してしまい、ご入居者へのサービスも減らさざるを得ない状況となりました。
そして、レストランも、閉鎖をしなければいけなくなりました。
「居室隔離対応」となり、お部屋には毎食お弁当をお持ちすることとなりました。ごはんも冷めてしまい、レンジで温め工夫はするものの、なかなかすぐには配布できないことも。
そんな中、お弁当を持参したとときにおっしゃって言って下さった言葉がとても励みになりました。
扉を開けた瞬間「○○さんやろ!声でわかった。来てくれて嬉しいわ!こんなになって大変やろうけど、頑張ってな。私も頑張るわ」と。
こんな状況になっても、ご自身の不安より、スタッフを気づかってくださることに涙が出るほど感動し、とても嬉しかったです。
今回のクラスターでは、重篤化された方、軽症だった方、感染をされなかった方、皆さま全員の方の心身状態の低下は顕著に見られます。
毎日少しずつ日常を取り戻す中で、今回のことを学びとし、活かすことが私たちの使命です。
何気ない皆さんの笑顔のある日常を守るためにも、感染対策に今後とも尽力していこうと思っています。
今回、ご心配をかけたご家族や関係各所の皆さん、ご理解をして下さり、暖かい励ましのお言葉をいただきました。物資等ご協力いただいた他ホームの皆さん、本当に感謝いたします。
ありがとうございました。
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