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アルファリビングの暮らし

「心に寄り添う」ということ

  • 倉敷
  • アルファリビング倉敷幸町
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胃がんで食事が取れず、心臓にも病気を持たれているAさま。在宅酸素も始まり、しんどさも日増しに増え食事も1口2口しか食べることができなくなりました。

ご家族も毎日のように様子を見に来てくださっていましたが、食事量は増えず、Aさまもご家族も気持ちが沈んでいくのが見えていました。

お一人での食事が寂しいのかと思い、スタッフが一緒に昼食を取りました。その際に、テレビに映ったグルメ番組・・・鉄板の上でジュウジュウと美味しそうな音を立てて焼けるステーキの紹介がありました。

Aさまは在宅酸素が始まるまで、毎週のようにご家族と焼き肉に行かれていたそうです。
「うまそうだなぁ。こんなんついて行けなくなったから、しばらく食べてないな。」とポツリともらされていました。

そこでご家族とスタッフ全員で話し合いを行い、居室でホットプレートを使った焼き肉を食事介助としてサービスへ導入しました。

会話をしながら食事をとることでいつもよりも穏やかに、「食事が美味しい、楽しい」と言われ、その日はいつもの倍以上食事を食べられ気持ちに寄り添う事の大切さを実感しました。

ご家族も準備に協力的に参加くださり、実施後の写真を見た際にはとても喜んでいただけました。

今後も、ご入居者だけでなく、ご家族の気持ちにも寄り添う事を大事にサービスを検討し実施していきます。

この記事を書いた人

ぐっさん(介護スタッフ)

ぐっさん(介護スタッフ)

沖縄に遊びに行きたい気持ちを抑えながら、定期的にサーターアンダギーを作っています。コロナ明けには肌が真っ黒になるくらい沖縄の日差しを浴びようと思います!