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アルファリビングの暮らし

平和への祈り

  • ⻑崎
  • アルファリビング長崎大浦
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8月9日、長崎は77回目の原爆の日を迎えました。
アルファリビング長崎大浦のご入居者も、朝からどこに行くわけでもないのに心なしか皆さまソワソワしていました。
ご入居者同士顔を見合わせては、「あんなこともう繰り返したくないね」「今は本当に幸せ」と声を掛け合っていました。

原爆で妹さまをなくしたSさまは「本当なら平和式典に参列してお水をあげたい」と涙。
平和式典では毎年、原爆の犠牲者を慰霊するため祭壇にお水を捧げる【献水】の儀式が行われています。
Sさまの涙を見たスタッフが、フロアのお花を祭壇にみたて【献水】をお願いしました。

「あぁ、もう行けないと思っていたから本当に嬉しい。これで妹にお水を飲ませてあげられる」と泣きながらお水を捧げるSさまの姿に胸を打たれました。

11時2分、長崎に原爆が投下されたとされる時間にホーム内では黙祷をしました。

今こうしてたくさんのご入居者やスタッフが元気に過ごせることのありがたさを噛みしめ、哀しい過去を二度と繰り返さないようにとこれからの平和を祈る1分間。
これからもご入居者の想いを継いで、戦争のない平和な日々を送っていけるよう、まずは身近な幸せを当たり前と思わずに、ひとつひとつ大切にしていきたいですね。

この記事を書いた人

やました(施設長)

やました(施設長)

日々‘‘自分らしく‘‘を大切に過ごしています^^猫とともに寝て、うさぎとともに食べる・・・休みの日のぐうたらな生活が一番の幸せな時間です(*'ω'*)