アルファリビング長崎大浦では、ご入居者と一緒に行う手作業レクもとても好評です。
指先の細かい動きを必要とする手作業レクは【考える力】【手先の機能維持】を目的として定期的に行っています。

さて、先月の手作業レクでは真剣な表情で黙々と取り組まれるご入居者の姿がありました。
手元を見るとみなさんとっても小さな紙にお顔を書いています。

色とりどりの折り紙で着物を着せ、冠をかぶせ・・・。
思い思いに飾る方もいれば、スタッフの用意したお手本を参考にされる方も。
皆さんそれぞれの直感で個性を出しながら作成していたのは、なんとも素敵なひな人形でした。

「お雛様はやっぱり豪華にしたいね」
「この柄の着物を着せたらかわいいかな」
と、昔ご自宅に飾っていたひな人形を思い出しながら取り組まれていました。

紙コップを使ったひな人形の作成は、介護スタッフのまつおさんがご入居の作りやすさ、お顔の書きやすさを重視し、インターネットで検索しスタッフ同士で考え準備をしました。
紙コップだと顔も書きやすく、お部屋に飾る際も自立するので採用しました。

完成したひな人形はレストランの壁に飾り、3月3日に行ったひな祭りイベントでの主役になりました。
ご入居者もスタッフもみんなで作り上げたひな人形を眺め、嬉しそうにひなまつりの歌を歌っていました。
最初から最後まで、みんなで関わって作り上げたものはあたたかさであふれています。
今後もご入居者と一緒にたくさんのものを作っていきたいです。