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アルファリビングの暮らし

自立支援医療(精神)の提供開始

  • 阪神
  • アルファリビング川西能勢口駅前
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ご入居者は入居年数の経過に伴い、介護度が高い状況になります。
その結果、介護保険サービスだけでは支援が十分に行き届かない状態となり、経済的負担も大きくなっていきます。
サービス介入時以外はお一人での生活が長くなり、その事から不安が増強され精神的に不安定な状況となります。
そのため、訪問看護では自立支援医療を導入しました。
介護保険は健康管理目的の場合、最低週1回の介入ですが、精神自立支援医療での訪問看護は週3回介入することが可能で、密にご入居者と関わることで精神状態の改善ができ、ご本人はもちろんご家族からの安心が得られ、信頼関係を築くことができます。

サービス提供を始めたばかりですが、早速効果が表れてきました。
Yさまは以前、強い介護拒否があり、食事摂取も出来ない状態で歩行もままならず、最近は車椅子での生活で、お部屋では自身で行動することが難しくなってきていました。
表情も乏しくなり廃用症候群が進行しておりました。

デイサービスは参加されていましたが,精神医療の個別的介入が必要と判断し、Yさまのペースに合わせた関わりが必要と考え、サービスを開始しました。
まず精神的ケアをスタッフの中でアセスメントし、趣味等の情報をご家族の方から収集してケア内容に組み込みました。
その結果、ご自身から挨拶の言葉も発し、冗談も言われる様にもなりました。

笑顔が見られる様にもなりました。
また食事もお手伝いが必要でしたが、自分で召し上がられるようにもなってきました。

現在は精神自立支援医療の提供ができる看護師も4名になりました。
これからもより多くのご入居者に寄り添い、ご入居者の自立支援ができるよう、看護サービスを提供していきたいと思っています。

この記事を書いた人

やま(施設長)

やま(施設長)

毎日獅子奮闘しております。