歌を歌おう!
- 姫路
昔話に花が咲く、アルファリビング姫路城西のご入居者NさまとFさま。
ご入居時はわからなかったそうですが、話をしているうちに 以前同じ保育士として働かれ、先輩、後輩の仲だそうです。
Nさまの生きがいは「誰かの役に立つこと」です。
自分のことを差し置いても、人のために何かしてあげたいと思っていらっしゃるとのこと。
そんなNさまが先日、ご相談に来られ、「Fさんと昔の話をしているときにコーラスの話になったの。その時にまた一緒に歌う機会があれば楽しいわね。」と話されたとおっしゃいました。
Fさまに元気を出していただくために、ラジカセを持っていき歌ってもいいか、との相談でした。
Nさま自身、気落ちしている時に、教え子の皆さんから「先生、気落ちしている時は下をずっと向いているでしょ。そんな時は先生の好きな歌を歌って発声練習してみてください。私にたくさん教えて下さったでしょ!」と激を飛ばされたとのこと。
周りの方が迷惑ではない音量であれば大丈夫ですよ、とお伝えしました。
その後数日経ち、満面の笑みでNさまが報告に来てくださいました。
今まで下を向いて姿勢悪く車いすに座っていたFさんが、音楽を流すとゆっくり顔を上げて、背筋がピンと伸び笑顔で一緒に歌を歌ってくださったとのこと。
「またきてね!」と次の約束もできたそうです。
「今の私でも、人の役にたっているって思えたの。人にしてもらうことより、人にしてあげることの方が幸せと感じるっていい事ね!」とお話しくださいました。
人の役に立つ喜びを感じること、人の役に立つことで社会との繋がりを感じ続けられるよう、今後もお一人おひとりのお気持ちを大切に寄り添っていきます。
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