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【インタビュー記事】異国での挑戦!困難を支えた“ありがとう”の力

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今回は、あなぶきメディカルケア高松紺屋町の介護スタッフ トゥアトさんにお話をお伺いしました。トゥアトさんはベトナム出身の31歳。24歳で来日後、日本語学校・介護の専門学校を経て、2022年にあなぶきメディカルケアへ入社。現在は介護スタッフとして働きながら、後輩指導にも力を入れています。

日本に来たきっかけは?

幼いころから日本に特別な思いがありました。日本は「真面目で丁寧な国」というイメージがあり、日本人の考え方や生き方を学んでみたい気持ちが強かったんです。
高校卒業後はベトナムで4年間看護を学び、1年間看護師として働いていました。あなぶきメディカルケアの留学制度を知り、日本で新しいことに挑戦してみたいと思い、留学と来日を決めました。24歳で来日し、日本語学校と介護専門学校を経て、28歳であなぶきメディカルケアに就職しました。

来日して困ったことは?

まず、日本語です。日本語は想像以上に難しかったです。また、物価の高さに驚きました。来たばかりの頃は、きゅうりが高くて買えず、「きゅうりはもう食べなくてもいいや!」と思って生活していました(笑)。今は買えるようになりましたよ。

日本語はどのように習得しましたか?

日本語学校でも学びましたが、教科書だけでは身につきにくく…。実際に外に出て、人と話したり、見たりしながら、知らない言葉を自分で調べて覚えていきました。その方が自分には合っていたと思います。

介護の仕事は好きですか?

はい、好きです。人の役に立つ仕事がしたいという思いは、幼いころからずっと持っていました。介護は、ご利用者から直接「ありがとう」と言っていただける職業です。その言葉をいただくたびに、心からうれしくなります。

やりがいを感じる瞬間は?

優しい声で「ありがとう」と言っていただくときです。特に入浴の介助後、あたたかい空気のなかで笑顔で感謝を伝えていただくと、「お役に立ててよかった」と強く感じます。
また、コミュニケーションは言葉だけではないと思っています。表情や雰囲気、視線など、心のこもった関わりがあれば気持ちは伝わる。日本語が不自由だった頃や、お話が難しくなったご利用者とも、心が通じ合う瞬間を何度も感じました。

日本語が苦手…とのことでしたが、仕事中、日本語が理解できないときはどうしていましたか?

まずは周りのスタッフに確認しました。ですが、いずれは自分で理解できるように、疑問点はその場でしっかり聞くようにしました。空いた時間にわからなかった単語を調べ、徐々に語彙を増やしていきました。
今はAIに質問すると、似た意味の言葉を教えてくれたり、覚え方の提案をしてくれたりするので、とても助かっています。ベトナム語でも質問できるので便利です。

外国人スタッフとして働くうえで気をつけていることは?

「僕の言っていること、わかりますか?」とスタッフに確認するようにしています。理解を誤ると事故につながる可能性があるからです。双方向のコミュニケーションを大切にし、私の日本語が正しく伝わっているかを必ず確認しています。日本人スタッフも丁寧に話してくださり、とても助かっています。

職場にベトナム出身のスタッフはいますか?

はい。今は後輩のベトナム人スタッフが7人います。来日して8年、正社員として4年目になり、みんなから頼ってもらえる存在になってきたと感じています。これからも一緒に成長していきたいです。

会社や施設のサポートで助かったことは?

介護福祉士手当や日本語資格手当など、手当が充実しているところです。また、定期的な研修もとても助かっています。外国人向けのサ責研修にも参加させてもらいましたが、とても勉強になりました。もっと研修に参加したいですね。

将来の目標は?

まずはサービス提供責任者になることです。

ベトナムのご家族は、あなたが日本で働くことをどう思っていますか?

とても喜んでくれています。帰国すると「日本語話してみて!」と言われます。兄弟は6人いて、私は末っ子。家族は全員ベトナムにいますが、みんな「いつか日本に行ってみたい」と話してくれます。

トゥアトさんは、日本での生活・仕事の両方に真摯に向き合い、スタッフからもご利用者からも信頼されている存在です。この記事を、ベトナムにいるご家族にもぜひ読んでいただけたらうれしいです。

この記事を書いた人

shinmyo(広報)

shinmyo(広報)

広報を担当しています! 日々、会社の魅力や働く人たちの想いを多くの方に伝えるために、SNS運用や採用広報、社内の情報発信に取り組んでいます。