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アルファリビングの暮らし

新しい生活にも早く慣れるように

  • 岡山
  • アルファリビング岡山駅西
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アルファリビング岡山駅西に、2022年2月にご入居されたSさま。
当ホームにご入居されるまではケアハウスにお住まいでしたが、脳梗塞を発症され入院し、治療やリハビリを経てご入居されました。
当ホームへご入居後は、1日でも早く当ホームでの生活に慣れていただこうと関わっていますが、お一人で過ごす時間も多く、不安からか一人で部屋にいるのは寂しいとコールをされることが増えてきていました。

そんなSさまのお部屋はご家族が創意工夫され、その中でもSさまが作られた手描き友禅の掛け軸が沢山飾られ、おしゃれなお部屋になっています。
ご家族にお話を伺うと、「叔母が一生懸命作ったものだから、たくさんの方に見てもらいたい。椅子も2脚用意しているのも他の入居者さんと一緒にお茶を飲んで、語らうことができるようになったらいいなと思って。」と想いを話してくださいました。

ご家族の思いを聞き、同じ趣味の方が同じフロアにおられるので、お部屋にお招きしても良いかと提案。
ご家族からも是非と了承をいただきました。
以前から「また手描き友禅を習いにいきたい」と話されていた同じフロアのFさまをお誘いすると、「ぜひ、作品を見せてほしい」と交流が生まれました。

「まぁ、素敵!」とFさまが作品を観る様子に照れ笑いを浮かべているSさま。
FさまがSさまに色々な質問をするも、病気の後遺症によりスムーズに言葉が出ず、困り顔になってしまったSさまですが、そうこうしているうちに少し緊張も解けたのか、SさまからもFさまへお話をするなど、すっかり打ち解けられていました。

「いやぁ~本当に素晴らしい色づかいだわ~!」
「こんなに近くに同じものが好きな人がいるなんて!」
とFさまも興奮気味に話され、私も作品も観て欲しいと自室から花の模様が描かれた暖簾を持参されました。
お互いの作品を鑑賞し笑いあうお二人の表情は輝いていました。

30分ほどの短い時間でしたが、Fさまから「お友達を連れてまた来させてね」と次の約束を交わされていました。
新しい生活に少しでも早く慣れ、当ホームに入居して良かったと思っていただけるよう、ご入居者同士のつながりを大切にしながら支援していきたいと思っています。

この記事を書いた人

ナカダです!(介護スタッフ)

ナカダです!(介護スタッフ)

今年に入り、中国ドラマにハマっています。