今、できること
- 姫路
2020.03.20
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ご入居者の想いを汲み取るために、普段からスタッフはご入居者が何気なくつぶやかれる一言を毎日注意して聞いています。
先日、姫路から高松への旅行が実現できたHさま。
実現するまでに約1か月、介護タクシー探し、医師への報告・相談、訪問看護事業所での健康管理、介護事業所での排泄ケア等・・・関係各所が一丸となって、Hさまの思いに答えようと試行錯誤が続きました。
Hさまにお伝えしても、その時の記憶が曖昧になり忘れてしまわれますが、何かのきっかけに思い出し高松への思いを話される。
その際に意識づけを行い楽しみにしていただく。
訪問看護のサービス時にはバイタル値や心身面での状況を観察し、健康管理を行いました。
当日は、この日を待っていたかのような晴天に恵まれま、Hさまは目一杯のおしゃれをし介護タクシーに乗り込みました。
満面の笑みです。
山陽自動車道に乗り瀬戸大橋渡り四国へ。
Hさまの目が大きく見開き、ご姉妹との再会。
はじめは忘れておられたようですが、話をしていくとだんだんと思い出し終始笑顔で過ごされました。
10人兄弟の長女であるHさま、いつまでも話は尽きないようでした。
帰宅後も未だに旅行に行ったことを話してくださいます。
いつまでも大切な思い出になって残っているのではないでしょうか。
今後も「こうすれば実現できる!」を合言葉に、支援を続けていきたいと思います。
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