他のアルファリビングで週に1度仕事をしてみて…
- 岡山
先日、2019年度CSエピソード賞の発表があり、最優秀賞にはアルファリビング岡山駅西が選ばれました。
チームで取り組んだ自立支援。日ごろから大切にしている想いを、今回のエピソードの中心スタッフである、サービス提供責任者の藤原聖矢さんにお聞きしました。<後編>
( 前編はこちら→ ご入居者の「今」、そして「未来」に寄り添い続けたい<1/2> )
日々の業務で大切にしているのは、ご入居者との距離感です。ご入居者にとって、私はちょうど孫くらいになる年齢です。また、アルファリビングはご入居者にとって「家」ですので、居心地の良い空間でないといけません。折角当ホームを選んでいただけたのだから、「孫が遊びに来ている」ように楽しく、「あなたがいるから安心できる」と思っていただける近い存在となるよう意識しています。
私たちの仕事には正解がありません。「正解」というと語弊があるかもしれませんが、お一人おひとりの性格や習慣によっても関わり方は違いますし、その日の体調によっても関わり方を変えなければいけません。スタッフ同士でも「ああした方が良い」、「こうした方が良い」と意見が異なることもあります。どれだけ考えても正解はないのかもしれませんし、どれもが正解なのかもしれない・・・奥が深くやりがいのある仕事です。
入社した頃は日常の会話の中でも、大変さを感じていました。自分以外のスタッフがご入居者に話しかけて、一気に笑顔になる場面を見ると、自分の会話力・語彙力のなさを痛感したことがありました。今ではご入居者やご家族とは一つの家族のように話をすることができています。
しかし、サービス提供責任者として、外部のケアマネジャーに要望や提案をしたい時には、上手く伝えることができないこともあり、もっと知識や経験が必要だなと感じることがあります。まだまだ勉強が必要だと思うので、いろいろなことに挑戦していきたいです。
岡山エリアには4つのホームを運営しています。アルファリビング単位でだけでなく、エリア内のアルファリビングが協力し、スタッフが助け合える関係が築けています。介護未経験の私が、こうやって安心して業務に取り組み、続けられてきたのは、先輩スタッフの支えがあったからだと思います。初めてご入居者の看取りを経験した時、正直怖い気持ちはありましたが、不安は全く感じませんでした。分からないことは先輩方が教えてくださる、できない時や困った時は助けてくれる・・・いつも「独りじゃない」と感じさせてくれたように、今は自分が先輩として後輩を支え、一緒に成長していきたいと思っています。
この5年で結婚し子供も生まれました。ご入居者と関わる時間と同じように、家族や子供と過ごす時間も大切にしたいと思うようになりました。ご入居者と向き合う中で、常にご入居者のことを第一に考え、ご入居者の「今」に、そして「未来」に寄り添い続けていきたいです。
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