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- 岡山
先日、2019年度CSエピソード賞の発表があり、最優秀賞にはアルファリビング岡山駅西が選ばれました。
チームで取り組んだ自立支援。日ごろから大切にしている想いを、今回のエピソードの中心スタッフである、サービス提供責任者の藤原聖矢さんにお聞きしました。<前編>
先日、アルファリビング岡山駅西がCSエピソード優秀賞をいただきました。エピソードのご入居者は、今も当ホームで元気に過ごされています。
ご入居いただいた当初、ご本人とご家族の「居室で過ごしたい」と言うお言葉を尊重し過ぎていたのかもしれません。ご入居者の体調が悪くなった時、「私たちにまだできることがあったのでは」、本来の使命である“自分らしく生きる”ことの本質についてチームで何度も話し合いました。ご本人が本当に望んでいることは何か・・・その答えを持っているのは、もちろんご本人自身ですが、私たちが日々一番近くでご入居者を看ることで、“自分らしく生きる”ためのご提案ができる。体調やその日の表情の変化に気づくために、些細な行動も、ちょっとした会話にも注意を払います。私たちの提案が、ご入居者の人生を大きく変えることに改めて気づくことができました。
ご入居者の生活を支える中で、チームの中で何度も話し合いを重ねます。お一人おひとりの“自分らしさ”を私たちの決めつけで対応するのではなく、その時その時にあった対応を地道に重ねることが、ご入居者の自立を支援し、明日を創ることなのだと実感しています。
私は、当社に入社してちょうど5年になります。5年前のちょうど今頃、初めて介護の世界に飛び込みました。介護スタッフとして入社し、現在はサービス提供責任者として勤務しています。
実は前職は、今とは全く違う業種で、スーパーで食品やお菓子の陳列を担当していました。来店いただいたお客様に楽しく、喜んでいただけるよう季節やイベントに応じて、店の入口や売り場を展開させていました。
そんな私が介護の仕事に転職したのは、母がケアマネジャーをしていることが大きな理由だと思います。母の影響もあり福祉系の大学に進学しました。大学で学んだ知識を活かすことができるのではないかと、前職を退職した後、介護業界での仕事に転職することを決めました。
とはいっても、実は昔から人見知りで祖父母にもそれほど懐いていなかった私が、まさか介護の仕事に携わるなんて・・・人生何が起こるかわかりません。
大学で勉強していたとはいえ、正直入社するまでは一般的に言われる3K(きつい、汚い、給料が安い)のイメージはありました。特に、仕事=「おむつ交換」や「介助」という感じです。でも実際に当ホームで働き始めると、ご入居者お一人おひとりと関わる時間が多く意外でした。
入社してあっと言う間に5年が過ぎました。5年経ちましたが、介護に対する考え方は変わっていません。私は祖父母が遠方に住んでいて早くに他界したこともあり、あまり話した記憶がありません。ご高齢の方とじっくり会話をしたのはこの仕事に就いてからでした。本当にゼロからのスタートで“介護の仕事=「おむつ交換」「介助」”と単純に思っていたことも、介護に関わる方たちの考え方や視点、ご入居者やご家族の想いなど数え切れない程の多くの想いが集まっていることを学びました。ただ1つ変わらないのは、「当ホームに入居して良かった」と思っていただけるよう業務に取り組んでいます。
( 後編につづく → ご入居者の「今」、そして「未来」に寄り添い続けたい<2/2> )
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