上手く笑えない日も
- 姫路
ご入居者のTさまは99歳7か月を迎え、満100歳のお祝いです。
「めでたいのでお祝いしたいんです」とお伺いすると、「年齢のことを言うと、2つの捉え方があると思うんや。」とお話しを始められました。
1つは家族みんなに囲まれておばあちゃんと言われてきた人。
もう一つは、子供がなく夫婦もしくは独身で生活を送ってきた人。
前者だと親族に感謝をされながら祝ってもらって嬉しいと感じる。
後者に関しては、主人やひとりで生活を守り、年齢を感じることなくいつまでも若々しく生きていたいという願いが強く、100歳という年齢を第三者から伝えられることを不快に感じる。
私は後者の考え。年齢のことを考えると老ける。
主人と過ごした時間は私にとっていつまでも色あせないものなんや。
だから、歳のことは言わないでほしいとのことでした。
ご主人とは大恋愛だったそうです。自宅の中でも❝金魚の〇〇❞のように片時も離れることがなかったと目を輝かせ話してくださるTさまがとても印象的です。
「すべての愛情は主人のために」というのが口癖ですが、私たちスタッフにも人生の宣教師として愛について教えてくださいます。
「イケメンのお兄ちゃんのところでパーマあててもらう。ここにシミができたからコンシーラーで隠すんや。」(私でもコンシーラーなんて使わないのに!・・・笑)
一言一言が女性らしく、いつまでも若々しく人生を楽しまれていて、私たちもそんな生き方をしていきたいと感じるのでした。
Latest最新の記事