「習字がしたいんよ～」
「ばら寿司が食べたいなぁ～私はなぁ、作るの上手なんよ。」
「温泉にいきたなぁ～」
いつも夢をお話してくださるUさま。
習字がお得意で、お部屋には立派な掛け軸が飾られています。

そんなＵさまの夢をかなえるお手伝い、第1弾として習字の機会を設けました。
おでんイベントのお品書きを書いていただこうとお願いしたところ、快く引き受けてくださいました。

習字は独学で覚えられたとのこと。
「何を書けばええん？」
「ちょっと練習するわ。」と墨をすり、自前の筆ですらすらと書き始められました。

何枚も何枚も練習を重ね
「ええようにいかんなぁ。」
「ちょっといがんだ。」と中々納得がいかない様子でしたが、活き活きと筆を走らせておられました。

出来上がった作品はイベント時にご入居者の皆さまに見ていただける位置へ掲示。

「いい字を書くなぁ！」
「私も習字を習いたいわ。」
「あんなにも立派な字を書いてみたいわ。」と皆さま絶賛され、Uさまも皆さまの感想を聞いて嬉しそうに微笑まれていました。

これからもUさまだけでなく、他のご入居者にも達成感を味わい喜んでいただける取り組みをしていきたいと思っています。