「食べる」ことの大切さ
- 姫路
2021.01.22
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「私、このまま車椅子なのかな?」
ご入居されて、1年程たった頃にTさまがおっしゃった言葉です。
「出来れば、自分でトイレにいきたいの」
その言葉を受け、Tさまの生活を取り巻く環境において、ご要望がかなえられるように訪問リハビリの先生、訪問介護、デイサービスでサポートできるよう連携を取っています。
下肢の筋力訓練、立ち上がりの訓練に加え、日々の生活の中での転倒のリスクをいかに下げ、安全に過ごしていただくかということを、みんなで一緒に考えました。
今では、スタッフの見守りの元、歩行器を使ってご自身で移動を行われています。
車椅子から歩行器への移行は、1つの職種だけで考えて実現したものではありません。
関わる多くのスタッフが、ご本人の希望を第一に考え、その中で起こりうるリスクの共有を行うことで実現できたのだと思います。
歩くということだけでなく、ご入居には何か一つでも生活の中で、夢や目標をもっていただきたいと思っています。
外出が難しい時期なので、皆さまとのお話の中でも「喫茶店に行きたい」「美味しいものが食べたい」「曾孫に会いに行きたい」などお出かけのご要望が多く聞かれます。
そんな皆さまの夢に寄り添えるスタッフでありたいと思います。
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