皆さん自分の血圧のこと気にしていますか？
健康のバロメーターとして病院受診の際まず体温と血圧を計測しますが、自分の血圧について気にしたことありますか。私は若いころは検診時に計測するくらいで気にもしていませんでした。入社後はご利用者の入浴時に必ず計測するので、自身の血圧も測るようになりました。

血圧とは血液が心臓から送り出されたときに血管の壁にかかる圧力のことを言いますが、圧力が高くなりすぎると、高血圧です。私の場合、夜間寝ているときに頭痛と吐き気で目が覚めて血圧を測ると、上が200㎜Hg、下が160㎜Hgあり、次の日に病院で高血圧と診断されました。
それから6年経つ今でも血圧の薬アムロジピンを服用しています。少し怖い話になりますが、上の血圧が130mmHgだと動脈硬化が進み、脳卒中や心筋梗塞など脳心血管病による死亡リスクが高くなるそうです。動脈硬化が進むと血管にコレステロールなどが溜まり、こぶのようなものができ、これが破れて血栓ができると心筋梗塞や脳梗塞につながるらしいのでやはり血圧の異常は見逃せないと思います。

入浴時に入居者様の血圧を計測し血圧が高くて入浴していいか判断に困ることがよくあります。加齢とともに血管の壁の柔軟性が低下することによって、血管が拡張収縮しにくくなり、血管壁にかかる圧力が高くなります。お薬を飲んでいてもコントロールがうまくできていない場合があるので、主治医に相談し薬の調整が必要になります。

日本では約5000万人の人が高血圧による命のリスクがあるそうです。
高血圧の最新のガイドラインに高血圧予防に必要なのは、減塩する事と、排塩する事と載っているそうです。食塩の1日の摂取推奨量は6ｇ未満です。実際は日本人の1日の摂取量は男性10.7ℊ女性9.1ℊと目標を上回っているそうです。減塩にプラスしてカリウムを十分に摂取すると血圧が下がることが分かってきています。カリウムが多い食材は野菜、果物イモ類です。水溶性なので電子レンジ調理、生食、蒸し料理がおすすめです。生で食べることのできる長芋、バナナ、柿、サラダは手軽にカリウムが摂れます。ただし、腎臓に疾患のある人は摂取に注意が必要なので医師に相談しながら摂取量の調整となります。私の場合、食事や運動で改善できる数値ではなかったので服薬となりましたが、今では2種類飲んでいた薬が1錠に減り血圧も正常値に戻りました。

事務所でのスタッフ間の会話の中に血圧の話題がよくあります。皆さんも職場の血圧計で仕事前に血圧計測してみてください。自身の血圧を知ることは健康を守る意味でも大切だと思います。これからも心身共に健やかに毎日笑顔で生活し、自分の健康を守れる人になりたいと思います。セルフメディケーションを実施して行きましょう。

心の健康は2匹の飼い猫に守ってもらっています。ストレス解消の救世主となっています。