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ちょっとした「気づき」や「勇気」が、誰かの命を守る力になる

  • 岡山
  • アルファリビング岡山駅西
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私は、ご利用者に安全かつ安心して暮らしていただけるように日ごろから心がけて介護を行っています。しかしながら、突然の転倒や意識の消失など、予期せぬ事態が発生することもあり得ます。こうしたことは介護施設に限らず、公共の場でも起こりうるものです。
今回、事故防止委員会の主催による研修に参加し、日頃から危険に目を向ける意識を高めるための「KYT(危険予知トレーニング)」と、緊急時の対応としての「AED(自動体外式除細動器)」の使用方法について学びました。

KYTは工場などでも作業開始前に行われる訓練で、危険な箇所を皆で考え、対策を講じることを目的としています。今回は危険が潜んでいる写真を見ながら、どこにどのようなリスクがあるかを話し合い、それぞれの視点で意見を出し合いました。

共通する指摘がある一方で、自分では気づかなかった箇所への指摘もあり、多角的な視点の大切さを実感しました。

AEDの訓練では、看護師の方に手本を見せていただき、実践の際も適切なアドバイスをいただきながら進められたので、安心して取り組むことができました。

助けを呼ぶ際、緊張して言葉が出てこないという場面もありましたが、そういったときでも落ち着いて状況を見極め、行動することが大切だと学びました。

また、心臓マッサージはわずか数分でも体力を消耗するため、AEDの指示がある限りは絶えず続けることが重要です。もし交代してくれる方がいれば「代わります」と声をかけることで、救助者同士の負担軽減にもつながります。


初期対応を担う人も一人で抱え込まず、周囲に応援を求め、連携して分担しながら対応することが大切だと感じました。もちろん勇気がいることですが、恐れず行動することが誰かの命を守ることにつながります。

最後に、「倒れている人がいたら、まずは声をかける」。この基本的な一歩を、常に覚えておきたいと思います。

この記事を書いた人

まな(介護スタッフ)

まな(介護スタッフ)

愉快な介護スタッフ