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エリア研修 -非常災害時にどう行動する?-

  • アルファリビング岡山野田
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今回は毎月行われているエリア研修の様子をお伝えいたします。
7月はBCP(事業継続計画)についてでした。昨今では自然災害、人為的災害、パンデミックなど何が起きても不思議ではないということを踏まえて、今年から義務化されたBCPの研修がスタート。

BCP対策は、ご利用者に対するサービスの提供を継続的に実施したり、非常時の体制で早期の業務再開を図ったりすることが目的で、災害などからご入居者やスタッフを守るためにとても大切です。

いざという時、スタッフ全員の認識が同じでないと、ご利用者にご迷惑をおかけするというような事態が起こりかねません。緊急時に確認している時間があるとも限らないため、知識と訓練が重要になります。

実際に災害が起こると、何をどのような手順で進めていくか、ご入居者への対応や誘導、優先順位、食料や衛生用品の確保、連絡網、避難場所などをそれぞれの拠点に別れ、細かく確認しました。

参加したスタッフは、こんな時はどうするべきか、などを話し合い、災害時に落ち着いて対応できるよう、知っていたことや知らなかったことを改めて確認しました。そして、災害が起こった後も、ご入居者は支援が必要ですので、最善の支援を継続するためにとても大切な研修だと思いました。

次は、緊急時にすぐ使えるよう簡易担架を使って実践です。
まず、簡易担架はどこに置いてある?よく見る場所でも風景になっていて気がつかなかったスタッフは多く、いざという時に使えないという大惨事が起こるところでした。ですが、置いてある場所を知っているだけで使えないと意味がありません。

実際に使うとなると、広げるだけでも簡単にはいかず四苦八苦。さらに固定する際も正確に使わないと危険ですので、取扱説明書を見ながら固定します。

そして、少しの距離ですが運んでみると、4人でもやっとのようでした。「長距離はもたないかも」や「廊下はいいけど階段は難しそう」などの声もありました。
広げて、乗せて、固定という作業も一度でもしたことがあるのと一度もないのとでは手際は大違いだと思いますが、災害に備えて、もっとスムーズにスタッフ全員が対応できるように繰り返し研修や訓練が必要だと思いました。

先日の宮崎県での地震による南海トラフ地震への警戒が高まる中、慌てず行動できるようこのような研修を積み重ね、アルファリビング岡山野田のスタッフ全員が常に防災の意識を持ち、ご入居者に安心してお過ごしいただくための努力を続けていくことは、ご家族から大切な命をお預かりしている責任ある立場として、とても大切だと改めて思いました。

この記事を書いた人

こうもと(受付スタッフ)

こうもと(受付スタッフ)

白と茶色の毛むくじゃらたちが癒し♥