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まなぶ

安心安全な介護

  • 松山
  • アルファリビング松山よつば循環器科クリニック前
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皆さんは「ノーリフティングケア」という聞いた事ありますか?この言葉の意味は、ご利用者を持ち上げ・抱え上げ・引きずるなどのケアを廃止し、福祉用具を積極的に使用してケアをする事です。

私は、あなぶきメディカルケアに入社するまで、介護現場にいながらこの言葉を聞いたことがありませんでした。この言葉を聞いたのはアルファデイサービスセンター南江戸で一緒に働く先輩たちからでした。
先輩たちは、現場で福祉用具を活用し日常動作に取り組まれていました。初めてノーリフティングを教えてもらった時は今でも覚えているほど、衝撃を受けました。それは介護者・ご利用者双方にとって安心・安全な介護だったことです。

例えば、スライディングボードは、主にベッド、車椅子、などの移乗を座ったままで横に平行するように移乗介助を行う橋渡し的な用具で、摩擦を減らし滑るように設計されているのが特徴です。利点は持ち上げることなく移乗できるので介助量が軽減でき、介助者の腰痛予防になります。利点もあれば、欠点もあるのも一つです、スライディングボードを敷き込む手間がある為、上手に活用できるまでに練習や慣れが必要になります。

長年介護現場にいると体力的に厳しくなり腰痛が原因となり離職している事をよく耳にします。私も若い頃は「体力があるから、どこも痛くないし道具なんか使わなくても大丈夫、こっちの方が早い」と、ノーリフティングを知っていても、もしかしたら、興味を持たず力技で介護していたと思います。

年齢とともに体力の不安を考え、もしこの仕事ができなくなったら…と誰しも一回は悩み考えた事はあると思います。専門職として働く自分の身体を守る必要性を理解し、福祉用具を適切に使用し実践できる事が大切だと思います。

ノーリフティングを知ってから、私はノーリフティングの研修に参加したくさんの事を学んでいます。私も先輩から学んだことを、まだノーリフティングを知らない方にお伝えし、すでにご存じの方とも一緒に学び、あなぶきの介護がより一層安心・安全な介護になるように実践を重ねていきたいと思います。

この記事を書いた人

はるちゃん(介護スタッフ)

はるちゃん(介護スタッフ)

今年はキャンプを始めたいと去年から言ってます。