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まなぶ

いつまでも自分の脚で歩けるように

  • 岡山
  • アルファリビング岡山後楽園
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皆さま、こんにちは。
晴れの国おかやまにあります、アルファデイサービスセンター後楽園です。
日中暖かい日が続いており、春の訪れに心が躍る毎日です♪

さて、先日のスタッフミーティングで、骨折後の受け入れについての勉強会を行いました。
高齢者の方の骨折の中でも、特に多い骨折部位として下記の3点があげられます。

  • ①足の付け根の骨折(大腿骨近位部骨折)
  • ②胸から腰にかけての背骨の骨折(椎体骨折)
  • ③手首の骨折(橈骨遠位端骨折)
  • その中でも、転倒で多発するのが大腿骨頸部骨折と大腿部転子部骨折です。
    「同じ大腿部なのに、どんなところが違うんだろう?」
    「退院され、デイサービスを利用再開された方の対応方法を知りたい!」

    そんな疑問を解消するべく、ホワイトボードを使用してイラストを書くくろせさん


    2つの骨折に共通することは、治療の第1選択が手術になります。
    理由は、骨折の形態や程度にかかわらず、ギプス固定などの保存的治療を行うことが困難なためです。ただ、大腿骨頸部骨折と大腿部転子部骨折は、手術の方法が大きく異なります。
    転子部骨折は、動くことさえできないほど強烈な痛みを伴う派手な骨折ですが、
    骨折としては、骨がくっつきやすいため骨折部をくっつける手術(骨接合手術)を行います。

    一方で、頚部骨折は転子部骨折に比べると痛みはかなり少ないですが、骨折部がずれていると、くっつきにくい(偽関節)状態が起こり、くっついた後でも壊死(大腿骨頭壊死)になる可能性があるため、人工物(人工骨頭人工関節)に入れ替えが必要です。頚部骨折であても、ずれていない場合は骨折部をくっつける手術(骨接合手術)を行うそうです。

    術後はリハビリを行いながら、骨折中に衰えた筋力を徐々に回復していきます。
    用意してくれたプリントを参考にしながら、可動域や負荷について学びました。

    骨折を防ぐのために大切なことは、転倒を予防することです。
    デイサービスの利用を通して、日常生活に必要な動作を交えた集団体操を積極的に行なうことで、いつまでもご自分の脚で歩いていただけるようにサポートしていきます。

    この記事を書いた人

    443(デイ管理者)

    443(デイ管理者)

    ムーンライトビスケットが大好きな、ノリのいい愛犬に前髪ウィッグをつけて遊んでみました☺にっこり笑顔が最高にいいね☺