消防避難訓練の実施
- 福岡
2021.07.06
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ホームへ訪問診療に来られている医師の紹介で、2名の看護学生が「聞き書き」の実習をしに来られています。
「聞き書き」とは、語り手の話した言葉をそのまま書きとめ、語り手が目の前で話しているかのような文章としてまとめる手法です。
当ホームの場合、「語り手」はご入居者やご家族などです。その方がどんな人生を歩んできたのか、どんな経験をしてきたのかを直接「語り手」に語ってもらい、看護学生がそれを書きとめ、冊子などの形にします。
初めは「私の人生なんか本にされてもしかたなかー」
「本で残されるなんて恥ずかしかー」
と言っていたご入居者も、対話を進めていくと、学生が「すごいですね」「面白いですね」と素直に驚くことで、自分の人生を自ら再評価し、受け入れていくことにもつながっていきます。「ケア」の一環でもあります。
「聞き書き」の意味合いとして大切なのは、ひとりの高齢者の記憶をご家族やスタッフ、そして次の世代に継承していくということです。
その方の思い出をスタッフや家族にも共有されていくことで、ひとりの大切な人間として向き合い、より関係性を深めていくきっかけになると感じています。
本の完成をとても楽しみにしております。
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